小学生日記
〜チビ相方の不思議な世界〜

なにやら評判のよかった相方の小学生日記をコーナー化。
忘れた頃に掘り出してアップします。

登場人物は一応仮名です。


最新更新分を読む


ある日、相方のおかあさんが素敵なものを持ってきてくれました。
それは、相方の小学1〜2年生の頃の日記。
無骨なスクールノートに繰り広げられる幼少の相方ワールド。
これがもう、殺人的なおもしろさ!
読みはじめて1分後に窒息死しそうになりました(笑い過ぎて)。

<例1>
△月×日 はれ

(題)
『こうちゃんと公園へいって てつぼうをしてあそんだこと』
(本文)
「きょう、こうちゃんと公園へいって、てつぼうをしてあそんだ」

〜おわり〜

タイトルと本文がほぼ一緒ですよ!
こうちゃんと公園へいって鉄棒をして遊んだという事実以外、何一つわかりません。


<例2>
□月×日 晴れ
 今日ごはんをたべてから、ひな人形をかざった
 とのさまはぼくがかざった

ひな人形に、
殿 様 な ど い な い 。
※お内裏様は天皇陛下です

<例3>
■月○日 くもり

今日そうじのときにけんちゃんと、のり子ちゃんとまきちゃんがほうきです。
(なんのこっちゃ)
 ぼくは四はんのなお君とかえられて、そのときもたけちゃんとかなちゃんがほうきをやっていた。
(無駄に登場人物が増えていきます)
 それからずうっとやっていない。ほんとうにひどい班長だと思った。
(え!?そういう話なの?)
 ぼくがもんくを行ったらしらんふりをしてやっています。
(何をやっているのやら)
 ひとしくんも言った。
(なにを!?てゆーかひとしくんって誰よ!?)
 けんじ君はときどきからいばりするところがいけないなと思った。
からいばりですか)

<例4>
●月◇日 晴れ

 今日体いくのときになわとびをした。
 なわとびはなくなったんだけど全交木のおとしものにありました。

先生!二重丸うつ前に「校」が
「交木」になってるの教えてあげてくださいよ!

<例5>
▲月○日 晴れ

今日は、日曜日でも学校がありました。ピーテーエーデす。
(一体それはなんだ)
お母さんたちは、五時間目にきました。まずげきでした。ぼくは、
「六月。」
と言うだけです。
(かわいそう)
紙に六月というかん字をマジックで太く書くのです。
少したってからお母さんが教室から出て行った。
ほんとうにおもしろくなかった。
(最後の一文に波線を引いて誉めている先生の意図がわかりません


こんなのが鬼のように続くんです。もう拷問ですよ(笑いの)。
あんまりにも面白いので、4冊ほど借りてきました。
嫌なことや哀しいことがあったとき、これで乗り切っていけると思います。



過去日記を発掘したついでに、久々に小学生日記を読み返してみました。

×月○日 晴れ

きょう すなばで あそびました。
ブロックで キチとか つくりました。
(せめてひらがなにして=基地)
しまいには まちみたいに なってしまいました。
(しまいにはか…)
あそぶ時間が おわったら 先生が こわして しまいました。
(すげーな先生)
あとで そとへいって おこってやりました。
(すげーな相方)

■月△日 晴れのち雨

きょうかえりに みんなが先生の話をよく聞いていないから
先生が「先生のいったことおもいだすまで一時間おれ」といいました。
みんなもぼくも「ええ そんな おそくなってしまう」といいました。
でもせんせいは「しんぶんをとりにこいといったんや
でも だれも こうへんもん」とおしえてくれました。
(先生はすねすぎだと思います)
でも 先生が一時間もおれといったので
体が どっきん としました。
(相方は無駄なところでときめきすぎだと思います)


■月●日 晴れ

きょう六年生をおくる会をしました。
男ではないていませんでした。
でも女の子はないている子が 2 3人 ないている子がいました。
ぼくも なきたくなりました。
(相方かわいい)
でもぜんぜん なみだが出ません。
(と思ったらそれかよ!)
ぼくは やろうとおもっても そうかんたんには
なんでもできないんだなあと おもいました。
(相方は少し大人になりました。が、別に無理に泣くことない場面です)
後でまあちゃんとあきひとくんが つつきあいをやっていました。
まぁちゃんは よっくんのいすをあしでさわって
よっくんをうしろをむかせたりしました。
ぼくはちゅういしました。でもぜんぜんきかないので
「かえりのかいに いったるぞ」
と おどしてやりました。
(大人になりすぎです)

いやあ…いつ見ても最高だな小学生日記…。

◆月×日 晴れ

きょう しょうじょうを もらいました。
それはげこうじこくになって みまわって 見たら 二の一は0人だったからです。
なるべく 二の一は しょうじょうを もらったのが すくないです。
(なるべくはどこにかかっているのか)
やっと 二まいか 三まいです。
(不服なご様子)
せいかつとうばんの はんちょうがいくのに たかしくんがいきました。
(どこへ)
ぜんごうぢょうかいが おわったら
(突然声変わり。なぜそんなににごっているのか)
先生が いいました。
(なにを)

〜終わり〜
(終わりかよ)

下校時間の見回りって懐かしいですね〜。
しかしなんで突然ダミ声になるのか…小学生相方侮りがたし。


◎月■日 はれ

きょうおみこしを つりました。
ぼくは大きいたいこを たたきたかったけれど
おとうさんが「おまえには たいこを もてん」といったので
たたくのを あきらめて しまいました。
もう ふらふら しました。

(そんなにショックだったのか?)
こうじくんとこの家で ごはんを食べて から
アミ(喫茶店名)へ 行って
ぼくはクリームソウグー
(未知なる飲み物)
おとなはゴウヒーを のみました。
(未知なる飲み物2)

喫茶アミは一体なにを出しているのか。


◎月×日 くもり

※相方の名前は「あいかた」、名字は松本(仮名)として読んで下さい

きょう りゅうちゃんのところで 
ぼくと たけしくんと りゅうちゃんと まんがをかく人になりました。
(いきなり漫画家宣言)
名前は 松本りゅう・あい・ という名前です。
(なんて語呂の悪いペンネームだ)
そのわけは、りゅうちゃんは りゅう がつくし
ぼくは あい がつくし
たけしくんは 
 がつくし
(なんで「たけ」じゃないのか)
それだけ ぜんいん 松本と いうみょうじだから(親戚なのです)
そういう 名前を つけたのです。
(もっとあるだろう他に。たけしくんの心中が知りたい)
はじめに かいぎを しました。
ほんとうは 一人に一つは書くんだったけれど
いやな やつばっかりだったので
(一体なにが)
ぜんいんで やりました。
ちゃんと 休み時間も あります。
(サボる気満々です)
ぼくたちは それで やきゅうの マンガを書くことに きめました。
休み時間が 多すぎて マンガは一つも 書けませんでした。
(いわんこっちゃない)


野球のマンガを描こうと決めた
一行後に挫けてるところに相方イズムを感じます。

多分、名前が悪かったんじゃないでしょうか。
「し」はないだろ「し」は。



▲月○日 はれ

きょう、久しぶりに、本を、よんでもらいました。
でも、ぜんぜん、おもしろくありません。
(しょっぱなからダメ出し)
ぼくは、がっかり、しました。
(そこまで)
せんせいは、二さつめの本を、よんでくれました。
でも、ぜんぜん、おもしろくありません。
(再度ダメ出し)
ぼくは、おこりたいようでした。
(いろいろと落ち着け)
すると、おもしろそうな本を、せんせいがもっています。
ぼくは、いっしょうけんめいに、みていると、ほんとうにおもしろいのです。
(今回はお気に召したご様子)
とくに、きみは、ねずみの中の、ねずみさ、きみだって、
きりんの中の、きりんさといったところが、おもしろかったです。
(何が面白かったのかサッパリ伝わってきませんが)


この日記の最後に、先生からこんなコメントが書いてありました。

「おもしろいのかおもしろくないのかどっちだったの?」

先生の気持ちがとてもよくわかる一文ですね。

▲月■日 はれ

さっかあをやりました。ぼくたちは、六ぱんとやりました。
そのまえに、さっかあの、れんしゅうをしました。
はんで、さっかあがへたなこが、三人です。
はんちょうのように。
(班長、名指しで下手呼ばわり)
たかゆきくんに、まい子ちゃんでした。
でぶちんな子ばっかりです。
(失礼だなキミは)
でも、しょうがないとおもいました。
こんなからだになってしまったのです。
(大きなお世話だ)
ぼくのおとうさんは、たい
のせんしゅだったから
(どんなスポーツでしょうか)
ぼくまでうんどうがつよくなったと おもいました。
(さり気なく自慢)

悪気がないだけ凶悪ですね。
相方は運動には自信があったみたいなので、
題材が運動系になると途端にやな奴に。
班長やたかゆきくんやまい子ちゃんは
サッカーは苦手でも日記はまともだったと思うんですが、どうか。



今回はちょっと趣向を変えて、相方の「作文」をご紹介します。
といってもひとつテーマを決めて、それについて思ったことを自由に書いたもので
「作文」というより「ポエム」としてとらえて頂くと面白みが倍増するのでオススメです。


作文1 「かぶと」


夏が くると 黒いかぶとが でてくるよ
でも ぼくは とれないので ヤオジンでかいました
でもおすは いやがってにげてしまいました
なぜ かぶとは いやになったかというと
ぼくが かぶとの 入れものを そうじしなかったから 
とてもくさくなってしまったからです
めすも かわいそうなので 木のそばに にがしてやりました
めすは うごきました。
でもぼくは うちへ入れてしまいました
そのうちかぶとは どっかへとんで行きました
お金がそんしたとおもう

(a+r評)
出だしの期待感をヤオジン(ローカルスーパー)購入でバッサリ裏切るところがたまりません。
しかも掃除をサボって臭さのあまり逃げられる始末。
明らかに自分のせいなのに、最後は被害者面なのがまた秀逸です。



作文2 「ぼくのずぼん」

ぼくのずぼんの中のずぼん
赤と白がかさなっている
ちゃっくをしめても
下へさがる
ぼくのずぼんは
まほうつかいみたいだ
ほんとにどおなっているのかとおもう びっくりするほどだ
ぼくのずぼんのしかけは こうだった
ちゃっくの あげるところの手で 
もっと上へあげることだった

(a+r評)
単にゆるいだけのチャックを「魔法使いみたいだ」と言う勇気が眩しい。
しかし「もっと上へあげることだった」って、それ仕掛けじゃないと思うんだ。



作文3 「大くさんたち」

大くさんたちは あぶないことばっかり
一ばんあぶないのは 天じょうではたらいている人が 一ばんあぶない
おちたらたいへんだから

(a+r評)
無駄を排したストレートな意見でいいと思います。


作文4 「ふね」

ふねはいい気もちだけど
うるさくてねむれないし
てれびも見れない
でもいいきもちのふねのほうがいい
でもてれびがあるふねが一ばんいい

(a+r評)
きみはオチというものをよく分かってますね!


作文5 「ぼくのからだ」

ぼくのからだはどうなっているのかな
いっしょうけんめいごはんをたべても
ちっとも大きくならない
ぼくはいやになって むしゃむしゃぱくぱくと たべてしまう
ぼくのからだは ほんとうにどうなっているのかな
おなかの中を見たいくらい


(a+r評)
最後にとてもかわいいポエムがきましたね!
相方くんはやれば出来る子だって信じてましたよ。
相方は早生まれで、体が小さいことがずっとコンプレックスだったようです。
うん、かわいいなぁ。前の4文を書いた人とは思えません。


今まで紹介した相方の日記のほとんどが、2年生のときに書かれたものです。
先日相方が実家から大漁に日記を発掘してきてくれまして
その中には3年生の頃の日記もありました。
さすがは3年生、文内の漢字も増え、字もしっかりとしています。
誤字脱字も減っているし、前後がつながらない文章も少なくなっています。
なので今回は、そんな相方の成長振りを見て頂きたいと思います!

▲月○日 水曜 晴
(曜日も天気も漢字です、スゴイですね!)

今日の朝、
ふんばってうんこをした。
(うぉーい)
それは今日うんこをもっていかなければいけないのです。
(いけないのですて言われても)
しっこなら出た。

(聞いてないよ)
うんこはなかなかです。
(大変だね)
まあいい、ごはんを食べてから、と言ってごはんを待っていたら
ちょっとするとしたくなって便所のまどを開けると
おならがプスーでぜんぜんできません。
(不発弾)
またしたい、でもこんどはちょっとしてから行って、
ぷつんと一つぶ出てポトンポトンといっぱい出てきた。
(無駄にリアル)


………………… …………………。
3年生になっても相方は相方でした。



「子どもだから」では説明しきれない卓越したセンスを
行間にキラリどころか稲妻のようにビカビカ光らせてきた小学生相方。
その残像に頭が痛くなることもしばしばです。
そんな彼のセンスは、日記の題名にもいかんなく発揮されています。
題名は必ずしもつけなくてはいけないわけではなかったらしく、
ついていない日記の方が多いのですが、たまにあると
高確率で変だったりするのでとても愉快です。
たとえばこんな━━

●月◎日 金
きょうまこちゃんとこへいったら まこちゃんは いませんでした。
なおちゃんも みつひこくんも いませんでした。
ようこちゃんだけ いました。
あいては おんなの子なので つまらないなとおもいました。
でも しょうがないので その子と あそびました。

━━という微妙に感じが悪い日記の場合、相方のタイトルはこう。

題名「一人だけ おったこと」

うん確かに。
ということで今回は、タイトルがちょっと面白い日記をセレクトしてみました!


■月■日 はれ

題名「ふざけたこと」

きょうの夜にふざけました。
(ここまででもうおなかいっぱい)
T(相方妹)がぼくのおもちを とろうとして
ぺろんぺろんおもちかえせぇと きもちわるいこえで いうのです。
(どういう状況)
Tが かいちゅでんと みたいなものをもっていると
(ポリデントみたいなもの?)
ぼくが とりました。すると Tが
ぺろぺろん あかちゃんんんだらかえす というのです。
きもちわるいので ふざけるのはやめました。
(突然おふざけ終了)


◎月△日 月

題名「おい出されたこと」

きょうおい出されました。
(ここまででホントにもうおなかいっぱい)
でもべっとのうちが できたからあんしんでした。
(反省する様子ゼロ)
でも雨のときいけないとおもって やねをつけました。
(なぜ謝って家に入れてもらうという方向へ努力のベクトルを向けないのか)
ゆうがたやりました。水からながされた。
(流されたのか)
ナスがながれてきました。
(やったネ!)
それを くさっとるか ききました。
(食べる気か)
ながれてきたんやでくさっとるといいました。
(ところで誰に聞いているんでしょうか。ナスにでしょうか?)
かたずけてからゆるされました。
(余計なことをしなかったらもっと早く許されていた気がします)



↑単行本に入れられなかったイラストを載せてみました


●月◆日 くもり

題名「こうさくを見てもらうとき 三マルはもらえると おもったこと」
(長いよ!)

きょうこうさくを見てもらうとき
ぼくのこうさくは がんじょうだし かんこうしてつくってあるから
(褒めまくり)
やっぱり 三つまるはもらえるとおもった。
(やっぱりて)
ぼくはむねをはって どうどうとせんせいに見せたら
ほんとうに三つまるもらえた。
(よかったね。先生もこんな自信満々な子に三マルをあげないのは忍びないでしょう)


小学生日記冒頭の「こうちゃんと公園へいって〜」のくだりでもわかるように
題名は最後に「こと」をつければいいと思っている節があってとても面白いです。
他にも「つくえを ちがうところへ やったこと」(どこへ)
「日本の はたの あるところへ いったこと」(それどこ)など
題名だけでワクワクさせてくれる小学生相方はさすがだと思います。



誤字脱字は仕方ないとしても、前後がつながってなかったり
唐突に登場人物が増えたり、意味不明な説明が入ったり
素敵な支離滅裂さが魅力でもある相方の小学生日記。
ある日、日記を読んで笑っている私に相方がこう言いました。
「子どもやから意味不明なのは普通なんや!
これは俺だけじゃないはず!お前の子どもの頃の日記だって、
絶対変なのばっかに違いない!」
ことの真相を確かめるために私の実家で昔の日記を探索。
しかし以前に引越しをした際、
そういった類のものは捨ててしまったらしく見つけられませんでした。
しかし、奇跡的にマイ姉の小学1年生時代の絵日記を発見!
今まで紹介した相方の日記は2、3年生が中心。
それより下の1年生ですから、さぞかし意味不明だろうと期待する相方と私。

…………。

普通に読めました。

誤字脱字もあまり目立たず、起承転結もちゃんとある。
姉は幼い頃から文章を書くことは苦手だったようですが、なかなかどうして立派なものです。
相方日記のような笑える要素はなくとも、ほとんどの日記が文として成り立っています。
読み進める相方が次第に無言になっていくのが面白かったです。
やっぱり相方は選ばれた人だったんだ…!

そういうことで今回は、意味や状況がよくわからない日記をセレクトしてみました。
とはいっても、本当に意味不明な日記は本気で意味が分からないだけの日記なので
読み物として楽しめる意味不明な日記を選んでみましたよ。この文章も意味不明ですね。


◎月◇日 金

きょうずこうで なにかいろいろつくりました。
(見当がつきません)
ぼくははじめ かめ ときめておいたけど
つくったらおたまじゃくしみたいなので
(予定と変わりすぎ)
かめ というなまえはやめて おたまじゃくしにしました。
(プライドは捨てました)
でもみんな それなんや といいます。
(プライド捨てたのに)
でも 口はちゃんとつくって あきます。
(変なところで凝り性。おたまじゃくし的にはいらない気がしますが)
それからふくろなので
(え?ふくろ?)
なんかを入れるところに手を入れます。
(そんな得体の知れないところに手を)
なんかをたべるときは 手をはにしてたべています。
(手がなにやら大変なことに)
だから口でくわえるときは
きちんと がっちり くわえられます。
(状況がわからないだけに怖いです)


◎月▽日 日

きょう しのだ町で
(親戚の家です) お金をもらいました。
神社で かいました。
(なにを)
でもいくらかんがえてもよわってしまいます。
(一体なにが起こっているのか)
もうしょうがないので きめました。
(なにがなんだか)
でも そうおもしろくありませんでした
(分からない上にダメ結果)
あとでりゅうちゃんと だい一きちだい二きちとか
(第一基地、第二基地だと思われます。相方は基地大好きです)
だい八きちまでつくりました。
(つくりすぎ)


◇月●日 あめ

そうじを てつだいました。
それはきょうは 雨がふっていたからでした。
(?)
ぜんぜん なれてないので 力でません。
(??)
ほんとうに いやでした。
(???)
ぼくは プンプンおこりながら やりました。
(理由が分からぬ読み手をおいてヒートアップしていく相方)
ときどき すごくおこって めちゃくちゃやるときも ありました。
(落ち着いて)
でも そのときおくれても ひくには ならないので よかったです。
(意味がわからなすぎて私は引いています)
もうぼくは おてつだいをするのは こりごりです。
(なにもそこまで)
もうこんどから よるになったら ぜったい
あしたてんきになぁれ と いいます。
(雨が全ての元凶らしい)
なぜかというと ずっとまえから そうしていたら
ねがいが かなったからでした。
でも てんきになるか わかりません。
(信じているのかいないのか)
ぼくは そのことが しんぱいでしんぱいで たまりません。
(もっと別に心配することがあると思う)


この日記の最後に、先生のこんなコメントが。

「どういうことかよくわからないなぁ」

先生と固い握手を交わしたい今日このごろ。



…えーと、さきほど姉の絵日記がまともだったとお話しましたが、
確かにまともでした。文はね。

問題は絵です。

いや上手なんですよ。色鮮やかで、よく描けています。
ただ、その中でどうしても納得できない絵があっただけで。

その日の日記は「妹といっしょに蝶々をつかまえた」というものでした。
妹とはもちろん私のことです。

添えられた絵には、2人の少女が描かれていました。


まず姉が描いた自分。







黄色いワンピースに小麦色の肌。
明るい笑顔のとっても爽やかな女の子です。



続いて、姉が描いた妹(私)







なにこの「たったいま墓から這い出してきました」的な風情。



ちょっと並んでるところ見てくださいよ。






明らかにこの2人の間には三途の川が流れてます




どう見ても住んでる世界が違う(この世とあの世)







蝶を捕まえに来たというより、ゾンビをタモで捕獲しに来たみたいですよね。

周りを飛んでいる蝶が不吉な生き物に見えてきます。



ねえちゃん……ちょっとひどいと思うんだが、どうよ?




素敵な意味不明日記を発掘したのでご紹介。

▽月☆日 火 晴

黒予料をやりました。
(…………え、もしかして野球!?)
テレビを見ました。
(展開早すぎ)
おねえさんが ついたと思ったら
かんちゃんたちがとちゅうから きって きえたりついたりして
おねえさんがびっくりしていたところが 一ばんおもしろかったです。
(おねえさんもさぞかし意味不明だったことでしょう)
ぼくたちは セットのくみたてをしました。
(このあたりから解読を放棄)
でもぜんぜんつきません。
(それは大変だ←棒読み)
やっとすこしつきました。
(おめでとう←棒読み)
でもまたつかないようになってしまいました。
(それは大変だ←棒読み)
やっとたけおくんにおしえてもらって つきました。
(おめでとう←棒読み)

なにからなにまで意味不明ですね。
一番気になるのは、最初の一文の必要のなさです。
豪快な誤字を披露するためだけに存在したかのよう。


2年生の日記を読んでから3年生の日記を読むと、
語彙が増えていて相方の成長具合がわかったりします。
そこで今回は、皆様にも相方の成長を見ていただこうと思います!


〔2年生〕★月■日 土

「ぐんじんしょうぎを やったこと」

きょう、まこちゃんところへいって 
ぐんじんしょうぎというしょうぎをやりました。

こうへいに、中さに、中いに、中しょうに、
(ふむふむ)
大さに、大しょうに、大いに、ぐんきに、ひこうきに、たんくに、
(オーケーもうわかったから)
じらいです。
(はいありがとうございました)
でもぼくは、まけることもあるけど
どんどん大きい子をまかして しまうので
すごいなぁと じぶんでじぶんを こころの中で いいました。
(なんのこっちゃ)

〔3年生〕■月○日 金 晴

今日プールへ行って 水えいパンツのひもがぜんぶとれた。
(しょっぱなから大ピンチ)
ちょっと考えてまこちゃんに
(まこちゃんここでも登場)
「ちょっとまっとって」と言った。
前ちぎれたひもをくっつけて パンツのまわりをしばった。

ぼくは 
自分で自分をほめていた。
(絶賛)
ぼくもたかちゃんみたいにゴムのパンツがほしいなぁと思った。
(ヒモで成し遂げた直後にゴムへの憧れを暴露)

そう、2年生のとき、相方はこう書きたかったのです。
「自分で自分を褒めてあげたい」
かの有森選手の前に、相方はこの名言を日記に記していたのですね。
まぁ「褒めてあげたい」ではなく「褒めていた」とすでに報告だったり
成し遂げたのがメダル獲得とヒモでパンツ縛りでは若干違いもありますが(若干か?)
気にするようなことではありません。

どうです、成長を感じていただけましたか。
内容的には2年生の方が褒めるに値するなんて言ってはいけませんよ。
パンツのヒモは大切です。フルチンで泳ぐことになるかどうかの瀬戸際なんです。
チビ相方に栄光あれ!


読み手(先生)の存在を全く意識せず
そのとき頭に思い浮かんだことを思うままに書き記しているチビ相方。
これを読んだ人が自分をどう思うのかもあまり考えていないようで
非常に感じの悪いことを包み隠さず述べたり
臆面もなく自慢をしたりやりたい放題です。
まぁ自慢といってもかわいいものだったりするので、
計算をしない純粋な子なのですよきっと

………しかし、こんな風に寄り道をするイノシシのようにはっちゃけた日記が
なんと本になってしまうとは、人生何が起こるかわかりませんね。
詳細は
こちらです。小学生日記販促漫画はこちら!

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