今日も今日とてネタの日々
〜過去日記より抜粋〜
過去日記1「誰?」
過去日記2「森田先輩」
過去日記3「満員電車にて」
過去日記4「モーニング事情」
過去日記5「エスプレッソ爆弾」
過去日記6「お墓参り」
過去日記7「初笑い」
過去日記8「チワワって」
過去日記9「ケント!」
過去日記10「落ちたぜ!」
過去日記11「聞かれた」new
過去日記12「誤解ですお嬢さん」new
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過去日記1 「誰?」
離れていても愉快な夫婦でいようと思い、相方からの電話に
「こにゃにゃちわ!!!」
と元気いっぱいに出てみたら、
「あ…うん……それでさ、今日の夜なんやけど〜〜」
と普通に流されて気まずい思いをしたa+rですこんにちは。
いつもボケたりツッこんだりアハハウフフのa+r家ですが、
実はこの間、我が家に激震が走る事件が起こりました。
その発端となったのは、一通の郵便封筒。
薄い緑色の、特筆すべきことは何もないごく普通の封筒。
『○○市○○町7-7 Victoria(アパート仮名)7号室』
a+r宅の住所です。アパートの綴りも完璧。
『○○○○様』
相方のフルネーム。漢字もパーフェクト。
ここまでは一字一句間違いありません。
問題は、相方の名前の下に、さらりと添えられたこの文字。
『拓也君』
誰?
しかも送り先は『○○ふぞく幼稚園』。
大変大変!我が家は2人暮らしだと思ってたけど
どうやら 幼 稚 園 児 が い る み た い 。
念のため記述しておきますが、a+r家にはまだ子どもはいません。
最初は配達ミスかと思いましたが、
さっきも言った通り完璧なんです、『拓也君』以外は…。
なんかもう、字から伝わってくるんですよ、
a+r家に拓也君がいるんだと信じて疑わない感じが。
こうなると、私が疑わないといけないんだな!と
使命感にかられますよね。
で、相方が帰宅したときに
「アンタァァ!これどーゆーことォォォ!裏切り者ォォォ!!」
と獣のように飛びかかってみました。
ジタバッタした後に、一体なんでこんなことになったのか
冷静に思い悩む私たち。
DMのデータが業者間で漏洩・共有しているのはよく聞きますが
相方がとこかで書いた住所に、なんの因果か拓也が加わり
それがこの幼稚園の元へ行ってしまったのでしょうか。
相方が「めっちゃ気になるで電話してみよっか」と言ってましたが、
そこまでするほどのことでもないところが悩ましい。
ちなみに、この話を聞いた友人たちやお仕事仲間の見解
1:オーソドックスに相方の隠し子
2:オーソドックスに相方の浮気相手の嫌がらせ
3:忘れっぽいa+rのことだから、子どもを産んだことや育ててることを常に忘れている
4:差出人は予知能力があり、未来への手紙として書いた
5:男の子を産め、そして拓也と名付けろという圧力
1週間以内にこのサイトが閉鎖したら1番目だったと思ってください。
2番目は、手間がかかる上に効果が薄いのが辛いですね<浮気相手
3番目は、私にケンカを売っていると解釈して軽くしめておきました。
4番目だった場合、私の子どもは問答無用で「拓也」になるようです。
5番目はなんすか、「拓也」推進委員会ですか。
世の中は不思議で満ちています。
(2004/5/19)
過去日記1+α 「成長期です」
本日かかってきた電話。
お姉さん「○○大学のものですが、高校受験に備えて
家庭教師のご案内をさせて頂いているんですが」
『 拓 也 』、 成 長 し す ぎ。
約4ヶ月で幼稚園児から中学生へと成長する
幻の息子・拓也と暮らしているらしいa+rですこんにちは。
なんでこんなことになったのか。
やっぱり間違ったパーソナルデータが
業者に回ってるんですかねえ。
今度は結婚式場からDMが来たりして、
順調に成長していったらどうしよう。
いつか具現化しそうですよね拓也。
(2004/9/17)
そして先日、こんなことをすっかり忘れいてたa+r家に訪問販売が来ました。
「4歳以下のお子様がいらっしゃるご家庭にお話させて頂いてるのですがー」
拓也、歳 戻 っ て や が る 。
世の中は本当に不思議で満ちています。
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過去日記2 「その名前で動物病院も体験済み。」
金木犀が馨る季節になりましたね。
あんまりいい匂いなので、立ち止まって
フンガフンガフガフンガしていたら
後ろから来た自転車の男子中学生が
追い抜かきざまに険しい顔で振り返ってた
今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

写真は友人YとIの愛犬、ジャックラッセルテリア。
2人暮らししている彼女たちは大の漫画好きで、
屋根裏部屋(別名・漫画部屋)には私も大変お世話になっています。
それはいいんです。
それはいいんですが。
飼ってる愛犬の名前が
「森田先輩」
というのはどうなのか。(由来は「ハチミツとクローバー」)。
友人I「森田先輩さあ…名前呼んでも来ないんだよね」
名前がいけないんじゃないだろうか。
このワンコが腕からすり抜けて
テッテケテーとつっ走っていったとき、
「も、森田先輩!森田先輩―!!」
と叫びながら追いかける2人の姿が本気でおもろかったです。
あんたら後輩か。竹本くんか。
(2004/10/13)
過去日記2+α「先輩、それはどうかと。」
くだらない口げんかでの捨て台詞。
相方「末代まで呪ってやるぅ〜!」
自分の子孫を呪ってどうするつもりだろう。a+rです。

写真は、一部の方々に大人気の「森田先輩」。
漫画フリークの友人たちが飼っているワンコです。
※ネーミングの由来は『ハチミツとクローバー』
生後半年、まだまだやんちゃ盛りですが
森田先輩は、ちょっと大きくなりました。
森田先輩は、ちょっと我慢強くなりました。
でもこの日、別の友人の新居で
漏 ら し ま く り でした。天才はやることが違うネ!
私も『ハチクロ』好きだし、
彼女らのアホなネーミングセンスはある意味賞賛したい。
けれど、
「森田先輩が漏らしたァー!!」
って叫ぶのは止めていただきたい。
子犬だからある程度仕方ないことなのに、森田先輩がもらした…森田先輩が…と
微妙な気持ちになってきます。
2人暮らしを始めてから、
漫画オタクに拍車がかかっていく彼女たち。
「いつかメスのわんこを飼ったら『はぐみ』と名づける」
などとマニアックな未来予想図立ててました。
どこまで行くのか奴らは。
(2004/12/17)
そして現在の森田先輩ですが、なんとか漏らすことはなくなりました。
が、やはり呼んでも来ません。
この間バーベキューをやったとき、森田先輩も連れてきてたんですが、
鎖が外れて大脱走中の森田先輩を、
ものすごい速さで追いかけていく友人の姿がまだ記憶に鮮やかです。
なんつーか、尋常な速さじゃなかったですよ、アイツ…。
明らかに、森田先輩と共に奴も進化しています。
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私は料理やら掃除やらするときに、
「やるぜ野郎ども!」と口走ることがたまにあるのですが、
それを聞いた相方が
「おう!」「おう!」「おう!」「おう!」
といろんな声音で「野郎ども」を演出してくれるとき
この人がパートナーでよかったと心から思います。
そんな心の伴侶、相方の過去日記リクエスト。
はじめるぜ野郎ども!
過去日記3 「満員電車にて。」
雨の日の電車、しかもラッシュは最悪ですよね。濡れた傘で不快感倍増だし。
私はお勤め人ではないので、出勤&退勤ピークの満員電車に乗ることはそうないのですが、
今日は地下鉄がやたら混んでいました。
ぎゅうぎゅう詰めの車内は、雨のにおいと湿気でむんむん。
しかも御園座の観劇帰りと思われる、着飾ったおばちゃんたちがいっぱい。
車内の臭いと、おばちゃんたちのメロウな香水が合わさって、
頭がファンタスティックな旅に出発しそうになったとき、
とある出来事を思い出しました。
以前、仕事でこだわりの餃子専門店へいったときのこと。
店長はとても豪快な気のいい人で、お土産にと餃子をたっぷり包んでくれたんです。
私は喜んで受け取りました。私も相方も、餃子大好きなのです。
しかし、私は忘れていました。
これから地下鉄に乗らなくてはいけないことを。
地下鉄伏見駅、時刻は18:00すぎ、人がわんさか。
でも名古屋駅までは1区間なので、まあいいだろうと乗りこむ私。
電車が動いてしばらくたった後、
私の目の前にいた2人の女子高生の1人が呟きました。
女子高生A「…なんか、餃子臭くね?」
ギクーッ!
女子高生B「うん、でら臭う」
女子高生A「だら?臭いよな」
女子高生B「臭すぎるよ」
女子高生A「何個食ったらこんなに臭くなんだよ」
ギクギクーッ!!
女子高生B「つーか、餃子食った後の臭いとかのレベルじゃなくね?」
バレてる…満員電車で餃子持ってる奴がいるってバレてる…!
周りをキョロキョロ見回す女子高生たち。
自分でも驚くほどのポーカーフェイスをきめる私。
(問題の餃子の袋は、人の間に挟まって見えない状態)
そして名古屋駅へ到着。何食わぬ顔で電車を降りたあと、
脇目もふらず一目散に逃げました。餃子を抱えて。
そんな思い出が脳内を駆け巡り、
おばちゃんたちの香水なんてかわいいもんだと思いました。
生餃子もって電車て最悪だよ…乗り合わせた人たち一人ひとりに謝りたい。
特にあのとき、女子高生たちに「こいつか?」と冷たいで見られていたおじさん。
ごめんなさい、犯人はこの私です。
(2003/7/3)
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過去日記4 「モーニング事情。」
コーヒーを注文して、コーヒーのみが運ばれてくる。ごく当たり前のことです。
しかし東海地区、特に私が住んでいるエリアで
朝から11時までの間にそんなことをしようものなら、
「あそこの店はシケ過ぎだ!!」と罵詈雑言を浴びます。
朝にコーヒーを頼んだら、最低でもトーストはついてくるべき!
それが、東海名物のひとつ「モーニングサービス」であります。
他エリアで「モーニングサービス」というと、飲み物代にいくらかプラスすることで、
お得に朝食が楽しめるセットメニューのことをさすと思います。
ですが、わたくし共の地域では、コーヒー代だけで付いてくる
あらゆるメニューのことを言います。
他エリアから越してきた喫茶店経営者はさぞかし泣けたことでしょう。
サービスで一般的なのはトーストとゆで玉子。
これがコーヒー代(350〜400円)だけで楽しめます。
名古屋近辺では、最もスタンダードなメニューでしょう。
しかし、私が住んでいるエリアでこれだけだと
「あそこのモーニングはシケとる」と言われない批判を受けます。
多分、他から見たら「何を言うかね君は」と愕然とされると思います。
うちの地域で多いのは、トースト、ゆで玉子に加えてサラダ、
そしてなぜか「茶碗蒸し」。
コーヒーに茶わん蒸し!よく考えるとミラクルです。慣れちゃって気にしてなかったけど。
モーニングの内容は店によって違います。種類を多くしたり、変わったメニューを加えたり、
他店との差異化を図るために四苦八苦。泣かせます。
パスタやオムレツ、ベーコンエッグ、サンドイッチなどなど様々。
そして私が暮らすエリアは、質より量の店が多いです。
今まで私が食してきた、頑張りすぎなモーニング内容をご紹介。
・お餅(その日はきなこでした)
・おにぎり(コーヒーを頼んでいるんですが)
・煮っころがし(だからコーヒー…)
・味噌汁(だからね、あの…)
・うどん(人の話聞いてます?)
誰か止めてあげて下さい。
モーニング10品!とか売りにする店も多数。
そこまでして頑張る必要はないと思うのですが、
喫茶店を利用することがものすごく多い東海人。
赤字であろうと、集客のためにモーニングを豪華にするのが戦略だったりする。
東海で喫茶店やるのは大変だ!オシャレなカフェは例外ですけど。
大阪出身の知り合いが、初めて名古屋のモーニングを見たとき、
「みんながみんな黙々とゆで玉子を食っていて、こいつら頭おかしいと思った」そうです。
確かに、普通ゆで玉子をみんなで食べないよね。
何かあるたびに「ちょっと喫茶店でも」となるのも解せなかったとか。
「お前らそんなに茶が好きか!」と。
仕方ないですよ、なんたって愛知は喫茶店の数日本一(人口に対して)。
栄なんて10歩歩けば喫茶店。フラフラと吸い込まれていく学生や社会人…まるで罠です。
マンガ喫茶だって鬼のように!ブラボー名古屋!
岐阜県だって負けてはいません。駐車場が鬼のように広い喫茶店があちこちに。
(ちなみに奇抜なモーニングは岐阜県に多いです)
ブラボー東海地区!!
週末に多く見られる、家族でモーニングを食べに行く姿も、
他のエリアの人から見たら怪しいだろうなあ。
ちなみに私が週末にいく、近所の喫茶店のモーニング(350円/税込)
・トースト(バターに小倉かジャムがのってます)
・サラダ
・ゆで玉子
・そしてやっぱり茶わん蒸し
なぜなんだ、茶わん蒸し!
(2003/6/9)
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過去日記5 「エスプレッソ爆弾。」
「コーヒーは何が好き?」との質問を頂き相方に尋ねたとき、
「エスプレッソもけっこう好き」と返答があったんです。
私は、相方はエスプレッソは苦手だとばかり思ってたのでちょっと驚き。
a+r「前にカフェで『エスプレッソはな〜』みたいなこと何度も言ってなかったっけ?」
相方「いや、あれはただ、量が少ないからもったいないと思って」
びんぼくせえ………。
なんてせせこましいコーヒー通だ………。
コーヒー通という、なんとなく余裕のある大人の雰囲気から全速力で
遠ざかる相方をちょっぴり切なく思いながら、私は言いました。
a+r「だったら家で煎れればいいやん。エスプレッソポットあるんだしさ」
そう、ウチには直火式のエスプレッソポットがあるのです。
それに、ウチのコーヒーグラインダーはイタリア製のため、
豆をエスプレッソ用にかなり細かく設定できるようになってるんですよ。
なのに相方がエスプレッソを煎れた覚えはありません。
それを指摘すると、相方はすっと目をそらして呟きました。
相方「だって、アレ、爆 発 す る も ん ……」
この台詞を聞いて、私の脳裏に鮮やかに蘇りました、昔の惨劇が。
そう…あの日、確かに相方はエスプレッソを煎れようとしていました。
確か、コーヒーグラインダーを購入して間もない頃で、
せっかく細かく設定できるのだからエスプレッソを煎れよう!と
久しぶりにエスプレッソポットを取り出し、いそいそと準備していたのです。
私はリビングのソファでゴロゴロしていました。
粉をつめ、水を入れて、直火にかける相方。記憶の中のあの人は、なんだか輝いて見えます。
ソファでくつろぐ私の耳に、エスプレッソポット特有の、
コトコト、コポコポという音が聞こえてきました。
もう少ししたら、出来上がるだろう。そう思った次の瞬間。
ブッシュョョョョオオオン!!!!
飛び起きた私の視界に映ったものは、
キッチンを包み込む尋常じゃないほどの蒸気。
白く煙ったそのさきには……
プリンセステンコー並みの演出で浮かび上がる、
エスプレッソの粉を浴びてイ ボ ガ エ ル の よ う に な っ た 相方。
ギャアアアどういうこと!
なんでウチにノブオみたいな人がいるの!(byドラゴンヘッド)(※ノブオ)
ブツブツ顔で呆然と立ち尽くす相方に何があったのか聞くと、
「フタのところからプクプクってなんか膨れてきて粉がモリモリモリモリ…」
戻 っ て き て 相 方。
相方が正気を取り戻したところで、なぜこんなことになったのか落ち着いて検証。
エスプレッソポットには、いろいろと部品があります。
(※参照)
どうやら、この中の「ストレーナ」と呼ばれる部品をはめるのを忘れてしまったらしい。
そのため思いっきり蒸気が吹き出して、その勢いで粉が飛び散り、
相方がノブオ風味のイボガエルになったというわけで。
そしてもちろん、相方だけでなく、
キ ッ チ ン 全 体 が ま ん べ ん な く ノ ブ オ 風 味 。
2人で掃除をしながら、今後エスプレッソはやめておこうというのが
暗黙の了解になったのでした。
これが、エスプレッソポットが長く眠ることになった理由です。
爆発したのはどう考えても相方のせいなのに、
使われないエスプレッソポットが気の毒で仕方ありません。
(2004/1/28)
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過去日記6 「お墓参り」
墓参りだよ!全員集合!!
ということで、今日はこれから家族総出でお墓参りです。
まあ、お盆ですし。恒例行事です。
この時期になると、必ず思い出す「お墓参り」にまつわる数々の思い出。
一番古い記憶は、小学校に入学したばかりの頃。
父方の祖父のお墓参りにいったときのことです。
現在はキレイに整備されていますが、当時の墓場は田舎だったこともあり、
草ぼうぼうの、石ゴロゴロの、卒塔婆傾きまくりの、
それはそれはいかした風情でございました。
しかも卒塔婆の文字は雨に打たれて流れ、おどろおどろしいこの上ない。
幼い私にとっては、恐怖以外の何ものでもない場所でした。
私のおかんは、なんというか、ちょっと面白い人です。
普段はめっぽう愉快な人なのですが、
迷信や言い伝えには異様に固執するところがあります。
みのもんたの言葉にも固執するところがあります。
そのおかんから、墓場に向かう道中の車内で
「墓場で転んだらあかんよ。た た ら れ る か ら」
と恐ろしい文句を繰り返し聞かされ、ただでさえビビっていた私は、
到着した頃にはガッチガチに緊張しておりました。
前述した通り足場が悪く、気を抜くと足をとられる。
「転んじゃダメ」と自分に言い聞かせ、足元を凝視して必至で歩く私。
しかし、凝視しすぎたのが災いして、
前を歩いていた姉にぶつかり、ステーンと転んでしまったのです。
「た、た、たたたたたたられるぅ!」
もう私、大パニックです。
あまりのショックに、起きあがれない私の元におかんがやってきて一言。
「あーあー、たたられるわ」
な ぐ さ め ろ や !
もちろん号泣です。塩で払えば大丈夫と聞かされるまで、私は泣き続けておりました。
これはなんのための墓参りなのか。
ご先祖様を供養するのと同時に、ご挨拶して今後もお守り頂くためでは?
そして次の記憶は小学校中学年。少し大きくなって、無事転ばずに墓参り終了。
歓談する大人たちを待ちつつ、暑さにうだっておりました。
何度もいいますが、この辺りは田舎。かなり長い間、土葬が主流でした。
暑さをしのげる場所はないものかと見回すと、
ひさしのついた場所を見つけました。大きな四角い石がおいてあります。
何の石だろう?と不思議に思いつつ、座るのにちょうどいい高さだったので
腰掛けて日陰のささやかな涼しさを楽しんでいた私。
すると、鬼のような形相で我が母がこちらへ突進してくるではないですか!
わけのわからない私の腕を力任せに引っ張ると、衝撃的な発言。
「あんたね、この石は、土葬する前に亡くなった人をおいておく場所よ!」
!!びっくり仰天です。血の気が引く私に向かっておかんダメ押し。
「あーあー、たたられるわ」
ま た で す か。
もちろん号泣です。塩で払えば大丈夫と聞かされるまで、私は泣き続けておりました。
だからこれはなんのための墓参りなのか。
3つ目の記憶は高校生。もう大人ですので、転びも座りも致しません。
この頃になると友人と遊ぶのに必死で、お盆なんざ関係ありません。
うちの両親もけっこういいかげんな人なので、お墓参りのことは話題にあがりませんでした。
そしてお盆も終盤、18日(ぐらい)。
「あ!お墓参りに行かなあかん!」といきなり雄叫びをあげるおかん。
そして「今から行くよ!」と宣言。「そやなあ」と父同意。
「ちょお待てえー!!」と叫ぶ私&姉。
だって、23時すぎですよ?
おかしいでしょ!墓参りする時間じゃないでしょ!
私達の抗議は通らず、深夜の墓参り決行。
(「あんたらが遊んでばっかだから行きそびれた」といわれちゃぐうの音も出ません。でも絶対おかんも忘れてたはず)
ここで思い出して下さい。あの墓場がどんな風情だったか。
いくら夏だからって、御先祖様のお墓参りと納涼肝試しを一緒にすることないと思うんです。
もちろん田舎ですから、街灯なんてしゃれたものは一切ありません。
その上、懐中電灯を忘れるという大失態。
おとんのライターの光だけで、あのデンジャラスな道のりを越え、
卒塔婆の影におびえながらお参りです。
なにもかもが間違ってる。
今年はまだ日が明るいうちに行けるので嬉しいです。もうキレイになってますしね。
御先祖様、こんな愉快な私達ですが、これからも何とぞよろしくお願い致します。
(2003/8/14)
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過去日記7 「初笑い。」
みなさん、初笑いはなんでしたか?
私の初笑いは、1月10日から公開される映画『半落ち』の
テレビCMを見た相方のこの台詞でした。
「この映画、なんかすごそうやなあ……『半殺し』」
ああもうすごく観たいその映画。
話は変わりますが、「初笑い」というと、
一昨年の初もうでのことを思い出します。
私の住む街は田舎なので、ヤンキーが未だにヤンキーはかっこいいと
信じて疑ってない節があります。
なので、2人乗りで蛇行運転やってる輩をたま〜に見かけるのですが、
1台だけだし田舎道だから車も少ないしで全然迷惑になってない上に
今さら「ゴッドファーザー〜愛のテーマ」を奏ではじめて痛さ倍増。
なのに、さらにコレ。
パパラパラパラパラパラ ぽ(←音程間違え)
応援したくなってしまうのが、田舎ヤンキーの困ったところです。
で、一昨年の初もうで(1月1日の2時頃)にも、
特効服1枚できめた田舎っ子ヤンキーが大勢たむろってまして。
(正月ぐらいしか人数が集まらないと思われます)
ブルブル震えながらたき火にあたってるぐらいなら服着てこいよ、と
心の中でツッコミを入れつつ、神殿を目指して階段を登る私たち。
年が明けたばかりなので、深夜といえど人でごった返しています。
ヤンキーも多いので、トラブル防止のため警察官も数名派遣されていました。
そんな波瀾の要素もりもりの神社内に、アナウンスが響き渡りました。
「警察の皆様、境内でケンカをしている方々がいます。至急境内までお集り下さい」
神社関係者と思われる、落ち着いた中高年の男性の声。
どうやら境内で寒さに凍えていたヤンキーが、なにかもめ事を起こした模様。
ですが、このアナウンスを深く気に留めた人は少なかったと思います。
しかし、その1分後。
「警察の方、早く境内までお願いします」(ちょっと焦り気味)
さっきの落ち着いた声との格差に、ざわめき始める人の群れ。
そして、その30秒後。
「け、警察の方っ、早く来て下さいっ!!」(余裕まるでなし)
ざわめきが一際大きくなり、緊張感に包まれる神社。
その10秒後。
「お……お ま わ り さ ぁ ん !!!」(泣きそう)
参拝客 大 爆 笑 。
切羽詰まったその方には申し訳ないが、「おまわりさん」てアナタ。
最初のアナウンスと同じ人とは思えない、
日常言葉まるだしのわななき声に笑いを堪えきれない薄情な人々。
「早く行ってやれよおまわりさん!」とヤジを飛ばす若者も多数。
あの瞬間に初笑いを迎えた人はかなりの数にのぼったと思われます。
推定4000人の参拝客へ笑いを提供するきっかけとなった
ヤンキーのケンカはすぐにおさまったようです。そりゃやる気なくなります。
ということは、あのアナウンスのおじちゃんは自力でケンカを治めたことに。
国家権力に頼らず、笑いで全てを解決。
今思い出しても、素敵な初笑いだったと思います。
(2004/1/3)
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過去日記8 「チワワって。」
アイフルのCMは手法としてはおもしろいのですが、
冷静に考えると、犬を買うために消費者金融に金を借りるような
トチ狂ったおっさんが自分の父親だったら人生真っ暗ですね。
アイフル以外にも、飲み会代とかパソコンとか、
「お前らどうかしてるよ!」な理由で消費者金融に手を染めるCMが
やたら爽やかに放送されていて恐ろしいです。
最も意味不明な武富士のCMが一番マシに感じてきました。
ところで、チワワ。
今でこそ、愛らしいと思えるようになりましたが、以前は違いました。
チワワというと、皆さんどんな言葉が出てきますか?
かわいい、愛くるしい、いたいけ、無邪気…こんなところでしょうか。
しかし私がチワワと聞いて真っ先に浮かぶ単語は
「凶暴」
です。
最近のチワワは毛がフワフワしてキュートなお姿をしておりますが、
昔のチワワというと、こんな感じでした。
地肌丸出しでなんだかヌラヌラして
ギョロ目が獲物を狙うかのようにギラギラとして
いつでも鋭利な牙をむき出しにして唸っている
……わかってます、これも思い込みだとわかっているんです。
こうなるに至った理由は、昔のトラウマにあります。
私の親戚の家で、一匹のチワワを飼っていたんです。
十何年前のことなので、もちろん今のようなかわいいチワワではなく、
ギョロ目でヌラッとしたコメントに困るようなチワワです。
もちろん体は、今と同じく小さいんですよ。
しかしそれほどに小さく、「メリー」という優しげな名にもかかわらず、
彼女は気に入らなければ誰彼構わず襲うというバーサーカーな性質でした。
お正月休みを利用して、親戚の家を訪ねることが多かったのですが、
居間のこたつの中には彼女が君臨しており、
不用意に足を入れたりすると容赦なく噛みつかれます。
一度、眠っている彼女の尻尾をうっかり踏んずけてしまったことが。
廊下を走り、2階に駆け登っても気にせず追いかけてくる彼女の姿は、
今でも脳裏に焼きついています。
従姉の部屋に逃げ込んでも、ドアの外で唸りながら待機。
あれはチワワではなく小鬼です。
親戚の家に滞在中、どれだけ泣かされたことでしょう。
主であるはずのいとこたちすら、
彼女を「メリーさん」と呼んでましたから。
アンタたちがさんづけなら、私達はどうすれば…。
私達があまりに怖がるので、何とかしようと余計なことを思った従兄が、
彼女の機嫌のいい時に、私にいきなり手渡してきたことがありました。
彼女を抱くなんてハメに陥った私は背筋が凍りつつ、
一生懸命彼女の機嫌を損ねないよう細心の注意を払いました。
それが功を奏したのか、彼女はご機嫌。
私はもともと犬好きなので、彼女がちょっとだけかわいく思えました。
しかし次の瞬間。
いきなり「ヴゥ〜〜〜〜」と低いうなり声をあげ、私の顔に飛びかかって頭つき!
さっきまでのアナタはいったいどこへ。
何が彼女の逆鱗に触れたのか、そのスイッチすら分かりません。
やはりあれは犬の姿をした小鬼だったのでしょう。
そんな少女時代のトラウマが、今でもやはり残っていて、
かわいいチワワに心癒されつつも、
「あの皮の下にはむき出しの牙が…」とどこかで思っている自分がいます。
先日、姉と母に「チワワってどう思う?」と聞いてみました。
すると答えは2人とも同じでした。
「凶暴」
恐るべし、メリー様。
(2003/5/13)
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過去日記9 「ケント!」
今日、いつもの駅から電車に乗り込んだ際、
2人席の通路側の席が空いていたので座ったんですよ。
窓際の隣席にはスーツを着たビジネスマンと思わしき人が。
しばらくするとその人がポケットから携帯を取り出して電話をかけはじめました。
私もかかってきたりしたら話しちゃうことあるし、
メールをチェックしたりもするので大きなことは言えないですけど、
自分から電話をかけるのはできるだけ控えるようにしてます。
私はそのとき本を読んでいたんですが、
電車の中で携帯使うのか…と、ちょいとムムムと思ってました。
そんな私の気持ちも知らず、
電話がつながったらしいその人は、元気な声で挨拶しました。
「○○マーケティング(会社名)の ケ ン ト デ ー ス !」
いや、待ってくれ。
ケントってナンダヨ!と驚きのあまり心のツッコミが片言風になりました。
動揺を悟られぬよう、本に熱中してますというポーズをとりつつチラ見すると、
いかした高鼻を持つ、まごうことなきガイコクジーンな風貌ですケント。
(普通、隣の人の顔をじっくり見ないじゃないですか。
服装だけで判断したので、外国人だとは思わなかったんです)
「コチラノ用事が長引きマシテ、京都ニ着くノハ〜、
3時30分ぐらい二、なるんデスヨ。
ナノデ、打ち合わせジカンが短くなってしまうんデスヨネ…
中村サンのご予定ハ、いかがデス?」
外国人なまりはあるものの、かなり日本語がお上手なケント。
車内で携帯電話というマナー違反はおいといて、
世界で一番難しい言語(のひとつ)といわれる日本語、
しかもビジネス会話を電話で話せるとはただ者ではありません。
思わず私も、中村さんの予定が心配になってしまいました。
「ア、ダイジョーブですカァ?よかったデス〜」
どうやらスケジュールが合ったご様子。よかったねケント、と思った瞬間。
「ほんとすんません」
すんませんだけ 異 常 に う ま い ケ ン ト。
ここだけ聞いてると骨の随まで日本のサラリーマンです。
この完璧な「すんません」が、あのチャーミングマウスから飛び出したなんて誰も想像できませんよ!
堂に入った「すんません」から察するに、
ケントはかなりの長期間、日本社会で揉まれたのでしょう。
あまりの使い慣れっぷりにツボをおされ、必死で平静を保つ私にケントだめ押し。
「すんません。じゃあ、よろしくお願いシ マ ー ス !」
語尾だけ外国人に戻るケント。
その隣で身悶えする私(笑いをこらえて)。
ケント…!あんた、すごいよ!
そして中村さんとの電話が終わったと思ったら、間髪おかずに呼び出し音が。
すかさず電話に出るケント。
「Oh〜、Mr.タナカ!ケ ン ト デ ー ス!」
いや、ケントに電話したんだから田中さんもケントだとわかってると思うよケント。
「デキレバ明日、お会いしたいんデスヨ、東京に1時頃いけますカラ」
今日は京都で明日は東京。手広くやってンなあケントと
隣で感心されているとも知らず、ケントはゴーイングマイウェイ。
「ア、Okですカ?アリガトーございマース!無理イッテほんとすんません」
最初と最後で、明らかに国籍が違います。
そしてまたも身悶えする私(死にそうです)。
結局名古屋駅に着くまで、電話が絶えることがなかったケント。
その会話のなかで登場した「すんません」はかなりの回数にのぼりました。
謝意としてでなく、「ではマタ。すんません、ヨロシク」など
日本人的な使い方もしていました。
よく、日本のサラリーマンは理由もなく謝ることから、
不思議がられたり、卑屈だ、狡猾だと言われることがあります。
確かにそういう面もあるでしょうけど、
相手を侮っていない、尊重していることを無意識に表明するものだったり、
単に会話の円滑油になっていたりもするんですよね。
そのあたりは感覚の問題で、気になる人と気にならない人といるでしょう。
でもケントの「すんません」は、なんだかチャーミングで私はとっても好きでした。
(2003/12/18)
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過去日記10 「落ちたぜ!」
クリスマスイルミネーションで美しくデコレートされたJR名古屋駅。
若いカップルが溢れかえったライトアップ階段で、
奇声を発しながら、がにまたで落ちかけるという素敵な有り様を披露して、
スイートムードをぶちこわしてやりました!イエッサー!
ということでみなさんこんばんは。
私はよく転んだりつまずいたりする人です。
なんといいますか、世の中にはり巡らされている罠に人一倍敏感と言いますか、
どんな小さきモノ、たあいないモノも切り捨てない博愛精神旺盛と言いますか、
誰もが問題なくクリアするわずかなへこみ、段差、小さな石にも
バナナの皮となんら分けへだてなく接します。
本気でなにもないところでも、自分の足に引っ掛かってみたりと
自分に試練を課す事を忘れません。
本能が危険を感じるときには、突然姿を消したりします。
(たいがいは床に伏せています)
どんな危険が迫ったのか解明されることは決してないのですが、
きっと毒矢や銃弾から幾度となく免れていることでしょう。
とまあ忍びのような生活を送る私ですので、
今日もまた己を見えない敵から守ってしまったのでしょう。無意識に。
別にベロチューしかけてたカップルが憎かったわけではありません。
そういえば、この忍び癖は仕事でもいかんなく発揮されています。
話をしながら椅子から転げ落ちたりしたこともありました。なんででしょう。
一番印象に残っているのは、とある短期大学でのことです。
その学校は、ワークスペースの椅子ひとつとっても
デザイナーズのバカ高いものだったり、
家庭科実習室には最新のシステムキッチンが10種類ぐらい導入されていて、
「将来、家を建てるときにどのタイプのシステムキッチンを選ぶか参考にするため」と
庶民をまるっきり眼中に入れていない清々しいまでのブルジョワ志向が眩しいお嬢様学校でした。
この学校の卒業生だという案内嬢も、いかにもお嬢様な美しい人。
「日常的にいいものに触れることで、本物を見る目が養えるのです」と微笑みながら
優雅に歩く彼女は、この学校をとても愛しているようでした。
上へ上がるときはエレベーターだったのですが、帰りは階段でおりることに。
緩やかな螺旋階段へ到着した際、彼女はまた誇らし気に微笑みました。
「この階段も、幅や段差、傾斜などを計算して、
歩きやすい安全な設計にしてあるんですよ」
「あるんですよ」ぐらいのときに、彼女の横を
勢 い よ く 落 っ こ ち て い く 私 。
歩きやすい安全設計なんてくそくらえとばかりに
螺旋階段のひと区間、踊り場付近までノンストップ!
ゴロゴロ落ちながら、引きつって般若のようになった彼女の微笑みを目にして
お嬢様も人の子だなあと変なことを考えたのを覚えています。
そんなこんなでa+rはぶっ転び人生まっさかりですイエッサー。
人生自体にぶっ転びそうでこわいですイエッサー。
(2003/12/15)
過去日記11 「聞かれた。」
私は歌うのがけっこう、いやかなり好きです。
音楽をよく聴くわけではないんですが、
とにかく歌を歌うのは気持ちいいから好き。
家の中でも気づいたら熱唱。
5/19の日記の歌い手にはひどく親近感を覚えます。
「リアル・エモーション」まで歌ってる自分には少し愕然としますが。
で、私は車の中でも気づくと歌ってるんですよね。
今日も仕事先へと向かう車の中で、
例にもれずご機嫌に歌っていた訳でして。
ラジオで「TSUNAMI」のイントロが流れたのをきっかけに、
もうすでに全く別の曲に変わってるのもあっさり無視して、
いい気分で歌っていたんですよ「TSUNAMI」を。
しかも桑田さんの真似をして。
もうね、冷静になると我ながらキモいと思うんです。
だけどそれは、家とか車とか閉塞したプライベート空間だからこそ。
でも、気づいたんですよ。
窓開いてるじゃん…ってね。
今日ってすごく暑かったじゃないですか。
3分の1ぐらい開けてあったのを、すっかり忘れてたんです。
そうなるともう閉塞してもなければ
プライベート空間でもない公共の場。
こういう脱兎のごとく逃げたいときに限って赤になる信号が憎い。
でも歌ってたのは車が走ってたときだし、聴かれてないかも。
そんな望みをかけて、そっと右隣の車を見てみました。
目が合ったその人(助手席)は、いかにも「ドンマイ!」という笑顔を浮かべていました。
ああ、あの人の記憶を切実に消したい。
(2003/5/29)
過去日記12 「誤解ですお嬢さん。」
この間、仕事の合間に時間があいたので
ぶらぶらショッピングしてたんですが、
ある店でカットソーを試着したんですよ。
(そこはトップスの試着OKの店だったので)
スタッフのかわいい女のコが
合わせ方だの生地の特徴だの親切にアドバイスをしてくれまして
ふむふむと聞いていたんですが、その子がふと
私が履いているジーンズに視線を落として、こう言ったのです。
「そのジーンズ、カッコいいですね!どこのですか?」
かわいい女のコに褒められて舞い上がった私は
ものすごい勢いでタグを探しまくりましたが
(メーカー名を忘れていた)どうにも見つからない。
ジーンズを舐めるように触っている私を目の前にした女のコ、
「あ、そんな…いいですよー。今度探してみますから」
と明らかに引いた声音で、試着したカットソーの色違いを取りに
そそくさとその場を去ってしまいました。
試着室に1人残されぼんやりする私。しかしどうにも諦めきれず
もしかして内側にタグがあるかも!と思いつきました。
大慌てでベルトをカチャカチャ外し、
チャックを引き下ろしたその瞬間。
女のコ「お待たせしま……」
彼女は、自分の目に映っている
トップスの試着には全く必要ないのに、ベルトを外しチャック全開で
前 か が み に 股 間 を 見 て い る 奇怪な客
の姿に一瞬凍ってました。
「…した」と続けるまで2秒かかってましたから。
別に突然股間を見たくなったわけではなく、
いやそもそも股間を見る気なんてなかったことを伝えるべく
「いやあの、裏側にタグがあるかと思って、だからちょっとベルトを…」
と慌てて言い訳。
さらに 空 気 が 重 く な り ま し た。
褒めてもらったプラスイメージが
マイナスに突入した瞬間でありました。
なんか前にも、似たようなことがあった気がします。
調子に乗るなよ、という神の戒めでしょうか。
心狭いよ神様。
(2004)
で、似たようなこと日記発掘
過去日記12+α「はさまれた。」
仕事でとある事務所に立ち寄ったときのこと。
用事をすませて事務所を出て、
廊下でエレベーターを待っていたんです。
すると、さきほど受付をしてくれた若くてかわいい女の子が、
追いかけてくるではないですか。
「あれ、どうかしましたか?」と聞くと
「いえ、どうでもいいことなんですけど…」ともじもじしてます。
首をかしげる私に、彼女は恥ずかしそうに一言。
「…あの、そのジーンズってどこのですか?」
なんだいベイビー、気に入ったのかい?
こういうのって嬉しいものです。
しかもそのジーンズは最近購入したばかりだったので、嬉しさ2倍。
が、どこのメーカーだったかすっかり忘れていたので、
タグを探してジーンズをさわりまくる私。
教えたいあまり、トップスをめくり
腹や背中まで見せて探しましたが(やりすぎ)見つからない。
そうこうしてるウチにエレベーターが到着。
次の仕事が押していたので、いかねばなりません。
「あ、乗って下さい!ごめんなさい、変なこと聞いちゃって」
と質問した彼女は恐縮しています。
役にたてなくて悪かったなあと後ろ髪ひかれながら乗り込んだ瞬間、
エレベーターのドアが閉まり見事にはさまれる私。
我ながらかっこ悪すぎます。
ジーンズを誉められたってこの有り様じゃプラスマイナスゼロ。
というか確実にマイナスです。
「ごめんなさい」を連発する彼女。
でも笑いをこらえてたね、ベイビー。
今さらだけど、ジーンズは「Sweet
Camel」だったよ、ベイビー。
(2003/6/13)